ソビエト連邦に対抗すべく、アメリカ合衆国は国の威信を賭けて宇宙開発に取り組んできました。1950年代後半から始まったこの宇宙開発は、アポロ計画でついに月面に到着することになります。しかしアポロ計画とは別に、アメリカは数多くの無人惑星探査機を打ち上げてきました。そのうちのパイオニア10号、11号と、ボイジャー1号、2号には、地球外生命体に向けられたメッセージが収められていたのです。

太陽系外を飛ぶ4つのメッセージ

これらの無人惑星探査機は、当初の任務である惑星探査を終えたあと、外宇宙へと飛んでいくように設定されていました。そしてもし地球外生命体との遭遇があったとき、人類が存在していることを伝えるためのメッセージを収めたのです。現在全ての探査機は太陽系を離れています。そのメッセージを携えて。