最初の銀河はいつどうやって生まれたのかというのは、誰にもわかっている事ではありません。これは宇宙が誕生したのがいつなのか、というものと同じで現在を生きる人間にとっては確実にすることができないものです。しかし、長年の研究によって、ある程度の推測はできるようになっており、宇宙の誕生そのものは約138億年前に起きたビッグバンによって発生したと考えられています。
宇宙にあるブラックホールは、目に見ることができない天体です。星にはそれぞれ寿命があり、大きな恒星であっても燃え尽きると収縮すると考えられています。ブラックホールは、そのような星が燃え尽きて次第に収縮したときに誕生するとされています。このホールは密度が高く重力が強いために、1秒間に地球を7周するほど早さを持つ光ですらも放出することができません。もちろん目に見ることができないために、本当はどのような姿をしているかはっきりしたことは分かっていませんが、光はこのホールから出ることができないため真っ暗であり、周囲の光も重力で捻じ曲げられると考えられています。
宇宙には数多くの星があり、その中のいくつかが集まった状態のことを銀河と呼びます。日本では七夕で良く知られる天の川もその銀河のひとつで、地球を含めた太陽系もその一部です。銀河は基本的に円盤状に広がった形をしていますが、天の川銀河を地球から見る場合は内側からの視点になります。そのため円盤の断面図を見るような形になり、帯状に見えるという仕組みです。つまり実際には星が川のように並んでいるわけではありません。
“宇宙は巨大で地球にいては推し量ることが難しくなっていて、それが宇宙探索という興味を強くしているのは間違いありません。人間は存在が確認されているのに自分の目で直接に見えないものにはロマンを感じる場合があり、それが地球のある天の川銀河に一番近いアンドロメダ銀河になっていると言えるでしょう。
“連星とは、2つの恒星が重心の周りを軌道運動している天体になります。地球から遠くにあると1つに思われてしまうことも多く、後に2つだったというケースもあります。
ソーラーシステムは天文学の世界でも有名ですが、最近は住宅のソーラーシステムが注目を集めています。毎日地球に降り注ぐ太陽エネルギーには大きなパワーがあります。人類が住む地球は、太陽から大きな恩恵を受けています。太陽エネルギーは、石油や石炭に代わる新しい自然エネルギーでもあります。
今年史上初めてブラックホールを撮影することに成功した、というニュースが世間を騒がせました。世界中の約200人の科学者と8つの電波望遠鏡を使用することで成功したこの撮影は、文字通り世界中の力を結集して成し遂げられた偉業でした。しかしそれでもブラックホールは依然謎のままです。 光ですら逃げることができないブラックホール 2014年に公開された映画「インターステラー」では、このブラックホールが取り上げられましたが、この映画以前にも多くの映画でブラックホールは登場しています。しかしそのイメージは様々でした。理由はブラックホールは光すら吸い込んでしまうため、実際の形を見ることが不可能だからです。今回の撮影も、実はブラックホール「そのもの」ではなく、周辺の光が歪んで映し出されたものなのです。
恒星とは、自らが光輝く星のことです。もっとも有名なのはもちろんこの地球を照らす太陽です。しかしその次に地球から近い恒星が何かご存じでしょうか?その星は星座でいうと、ケンタウルス座の中に位置しています。 ケンタウルス座アルファ星 太陽に次ぐ、地球から最も 近い 恒星として有名なケンタウルス座のアルファ星は、厳密にいうと「恒星系」です。肉眼ではわからないですが、アルファ星は実は三重連星、三つの星から構成されています。太陽と同程度の質量のアルファ星Aとアルファ星Bは、互いの共通重心を公転しています。肉眼で見ると一つの星に見え、その明るさは全天で3番目の明るさになります。もう一つの星、プロキシマ・ケンタウリは、その二星の周りを公転しているとされ、実際にはこの星が太陽の次に最も 近い 恒星です。 ケンタウルス座アルファ星Aに生命は生存可能か? ケンタウルスアルファ星は太陽の次に地球から最も 近い 恒星と知っておきましょう。ケンタウルス座アルファ星Aはケンタウルス座で最も明るいケンタウルス座アルファ星にある恒星の1つで、太陽系からわずか4.37光年ほどのところに存在しているものです。ケンタウルス座アルファ星はA・B・Cの三重連星であり、それぞれリギルケンタウルス・トリマン・プロキシマケンタウリと呼ばれることもあります。 実は、Cには少なくとも2つの惑星があることが発覚しており、水が液体として存在できる場所であることも分かっている状態です。ですが、ケンタウルス座アルファ星Aとケンタウルス座アルファ星Bについては系外惑星が確認されていませんでした。そのため、ケンタウルス座アルファ星Aには生命が存在可能であるかどうか分からなかったです。けれども、2021年の冬にこちらに系外惑星が存在する可能性が示唆されました。地球から6倍から7倍ほどの大きさがあり、水が液体で存在できるハビタブル・ゾーン内にある可能性も分かっています。ハビタブル・ゾーンは生物が生きていくために必要なものが揃っている場所であり、言い換えれば生命が存在できる領域を指すものです。 もしも系外惑星の存在が事実であったとすれば、この場所にも生命体が存在できると分かることになるでしょう。今までは技術的な問題から太陽系に最も 近い 恒星のことを詳しく調査することが困難だったと言えますが、昨今の技術の進歩によって少しずつ調査が実現するようになっています。これまで、かなり遠くにある街灯の周囲を飛んでいる蛾を見つけるようなことだと比喩されるほど、この恒星について詳細に調べることは難しかったです。しかしながら、今回はとても大きな成果を出すことができており、今後も調査が続けられることによって、詳細が明らかになる可能性が大いにあることを知っておくと良いでしょう。他の惑星や恒星と同様に、ケンタウルスアルファ星には未だに解明されていないことが多いです。神秘的な魅力に惹きつけられる人は多いはずですが、近々より具体的なことが判明していく可能性が高まっています。宇宙や天体に興味がある人はもちろんのこと、新たな知識を吸収したいと考えている人は、これに関する続報がいつ発表されても良いように定期的に情報を収集しておくことがおすすめです。
2013年に満月よりも輝くとも言われ大きな話題になったアイソン彗星は、結局その姿を現すことなく、太陽の熱によって消滅してしまいました。しかし多くの人が期待したように、巨大な彗星が地球に接近するというニュースには胸躍るものがあります。 ハレー彗星 巨大彗星で最も有名なのは間違いなくハレー彗星でしょう。何故ならハレー彗星は、約75年周期で地球に接近するため多くの文献などに記録が残っているからです。現代では1986年に接近しましたが、日本からは残念ながらほとんど観測することはできませんでした。次の接近は2061年と言われ、日本でも観測できると言われています。そんなハレー彗星ですが、以前はその接近がパニックを引き起こすこともありました。それほど大きな出来事だったのです。
我々の地球がある天の川銀河は、となりの銀河であるアンドロメダ銀河と衝突すると言われています。とはいってもそれは約40億年以内という膨大な時間の後に、ということですが。ところで、約3000億個の恒星があるといわれる天の川銀河と、約1兆個の恒星があると言われるアンドロメダ銀河が衝突するといったいどうなってしまうのでしょう? 新しい銀河の誕生 銀河同士の衝突はまれにあることで、実は銀河とアンドロメダ銀河は100億年前に一度衝突しているという報告もあります。次に起こる衝突では2つの銀河が1つになるという予想もあり、そのとき2つの銀河の中心にあると言われているブラックホールが一つになるという予測もあります。そしてそれがクエーサーになる可能性も示唆されているのです。